10/8、36年ぶりに阿蘇山が噴火しました。
これにより西日本の広い範囲に火山灰が降り注いでいます。
未明の出来事だったので、朝起きると窓の外が真っ白になっていて困惑した方も多いでしょう。
今回は火山灰の掃除の仕方について書いていきます。
車のワイパー厳禁
火山灰は一見埃や塵のように見えますが、実際はガラスのように尖っていて鋭い欠片です。
ですので、車のワイパーで拭き取ろうとすると、窓の全面に細かい傷がつき、曇ったような汚れが永遠に取れなくなってしまいます。
必ずマスクをして掃除する
細かいガラスと同じようなものですので、必ずマスクをして掃除を行いましょう。
大量に吸い込むと呼吸困難になったり、体調不良を引き起こす原因になります。また火山の成分によりますが、なかには毒性のあるものもあるようです。
注意するに越したことはありませんので、十分に準備してから掃除しましょう。
大量の水で流す
車や家の窓、壁などは、まずは大量の水を使って流しましょう。
ゴシゴシこするとそのまま傷になってしまうので、くしゃくしゃにやわらかくした新聞紙でやさしく拭き取ります。
ただこれは大変な作業となります。余裕があれば、ある程度視界が確保できた段階でガソリンスタンドなど専門家に任せた方がいいでしょう。
また、細かい場所に入り込んだ灰は、エアダスターなどで吹き飛ばします。
道路などではほうきは使わない
火山灰はとても小さく軽いので、ほうきで掃いても舞い上がってしまい、うまく集めることが難しい性質です。
まずは水を撒き湿らせて重くした上で、シャベルなどを使って掬いましょう。
土と同じような扱いですね。
掃除機を使うことはできるのか?
灰が少量なら使うことができるようですが、もちろん壊れる可能性もあるので自己責任になります。
紙パックの方がおすすめです。
集めた火山灰の処理
集めた火山灰はどのように捨てればいいのでしょうか?
阿蘇市のホームページでは「ご家庭に堆積の火山灰は、市役所及び各支所で収集していますので、ビニール袋等に入れられお持ち込み下さい」と案内しています。
基本的には各自治体に従ってください。